「カーナビ不要論」は本当?スマホにない強みと活路がここにある・・・への考察

カーナビとスマホ_共存か競争か画像


こんにちは。
そろそろ愛用の iphoneSE があと3か月で丸2年。次の機種を今から悩んでいる Toshiです。
こんな私も、今年で iphone 一筋丸10年。本体は3Gに始まり、アプリは有料無料問わずいろいろと使ってきました。
その中には、もちろんカーナビアプリも。

今回は、そんなカーナビに関する記事を、「カーナビ不要論」は本当?スマホにない強みと活路がここにある ~ BUSINESS INSIDER JAPAN顧客満足を専門とする国際的な調査機関のJ.D.パワーかたの一部引用の下、検証したいと思います。

ガラパゴス携帯(ガラケー)からスマートフォン(スマホ)へ初めてのチェンジ。ご年配が期待している機能の一つに「音声認識機能」が

私の住む地域はいわゆる「田舎」。田園風景が広がり、自宅から周囲1km以内には信号機すらありません。
にもかかわらず、ウワサ話が伝わる速度だけは「フレッツ光」並みに高速。しかも「尾ひれ」というおまけが付いて回ることもしばしば。そのせいもあってか、ご近所の間で私は「プロのスマホ使い」として、どうやら名を馳せているようです。まあ、確かに何度か「プロの能力(?)」を「発動」したことがありますが(誰でもできる基本操作についてだけなんですが)・・・。そんなご近所へ、スマホ操作をお手伝いさしあげた際にくっ付いてしまった尾ひれなのかもしれません。

スマホを操作するお年寄りの手の写真

ちなみに私は、スマホを初めて使い始めたご年配の方の一人へ「なぜスマホにしたんですか?」とその際に尋ねてみましたが、「だってもうそういう時代じゃない?猫も杓子もさぁ~・・・」という前置きの後「娘・息子と電話でたまに話す時に スマホだったら、"ライン(SNS)" や "テレビ電話"、"オッケーGoogle!" なんて話が良く出てて来るんだよ。だからそろそろ変え時かなと。」というリプが。

齢70の方から漏れたちょっとしたIT用語への驚きと、AIの波はこんな田舎にも確実に来ているんだなという、「アライグマがついにこの地域にもやって来る!とうとう荒川を越えてしまった!」・・・くらいの衝撃を覚えました(ご当地ネタにつきすみません)。

AI搭載のロボット熊(アライグマ)が川を渡ってやってくる様子のイメージ

突然ですが、あなたの車に「カーナビ」は装備されていますか?

メーカー純正ナビ、アフターパーツとして取り付けられる社外ナビ、様々な製造メーカーの様々な規格のカーナビが市場に出回っています。そして最近では音声認識機能が装備されているナビも多く流通しています。

音声認識機能内蔵カーナビ「ボイスタッチ_ビッグXシリーズ」画像

参考:
音声認識内臓ナビ ラインナップ(価格.com
それ以外のカー用品 ラインナップ(DI Planning

ところで、スマホナビとカーナビの評価は実は「ほぼ同じ」という報告があることをご存じでしょうか?

顧客満足を専門とする国際的な調査機関の「J.D.パワー」の「2018年日本ナビゲーションシステム顧客満足度調査」より、スマホナビとカーナビの評価の内以下2点を引用。

  • 機能が優れているのはどっち?・・・車載ナビ29%・スマートフォン(アプリ)のナビ機能25%
  • 音声認識機能が優れているのはどっち?・・・「車載ナビよりもスマートフォン(アプリ)のナビ機能が優れている」

さらに以下は、音声認識付きのカーナビについてのある調査結果です(同じく「J.D.パワー」の調査より)。

  • 日本車へ音声認識技術の装備率43%、そのうちよく利用するユーザーは8%
  • 対して北米車では装備率68%、よく利用するユーザーは24%

この数字に対して、「日本の装備率や消費者の関心は依然アメリカに比べ低いものの、今後の使用意向率は高く、これからの市場拡大を予感させるデータだ。」という専門家もいます。
これは、前述の「ご年配の方がAIに興味を持ち始めた」という点からも頷けます。

しかし、

タッチパネル操作に対する不具合経験や不満が30%程度であるのに対し、音声認識機能に対する不具合経験や不満は57%

「(前述)市場拡大を予感させるデータ」だったにもかかわらず、この通り「音声認識機能」に対するユーザーの評価は残念ながら低い状態です。しかも、「タッチパネル操作」のそれよりも評価が低いということは、音声認識機能に対しての期待度自体は高かった(。しかし裏切られた。)という裏付けにもなると考えられると思います。
加えて言えば、スマホ等を通じて浸透してきた概念を、日本ではカーナビに生かしきれていない、あるいはハナから生かそうとしていないとも言えるのではないでしょうか。

北米では日本車勢の評価は他国と比べて格段に低く、「2018年の北米市場調査では、トップは韓国車、次いでドイツ車、北米車と続き、日本車は業界平均以下でした」

と、このような調査報告もあるように、日本の音声認識機能は遅れをとっているわけです。

北米で普及する「ミラーリング」機能 アップル社が提供する「CarPlay」, グーグル社が提供する「Android Auto」

ミラーリングとは
スマートホンやタブレット型端末のディスプレー上での表示内容を、大画面テレビやディスプレーにリアルタイムで映し出すこと。ミラキャストなどの規格がある。画面ミラーリング。スクリーンミラーリング。ミラー化。

最近では北米を中心に、スマホの地図機能をカーナビに流用する「ミラーリング」が主流となりつつあるようです。そしてそれは、単なる地図用途にとどまらず、SNSや音楽など、スマホに入っている特定のアプリを車載用ディスプレイで利用するという考え方のようで、北米の方々にとっては、「必需品」となりつつあるようです。

「今後はナビ上でメールやSNS等のコミュニケーション、ドライブアシストといった機能、サービスを使う、いわゆる『コネクト化』が進んでいくでしょう。

と話す専門家もいます。

スマホと車をつなぐ(ミラーリングする)アプリ

そももそ、このようなガジェットが生まれてしまったのも、カーナビそのものが、1DIN、2DINといった基本的な規格はあるものの、各メーカーごとに規格がふぞろいであること、これにアップルとグーグルが一石(ソフトとハードの棲み分けという概念・統一性)を投じたカタチとなったと考えられます。

その流行は日本でも利用者の数は年々増えているものの、世界中を巻き込むブーム・トレンドにまでは至っていないことも事実。完成形というよりも通過点であるほうがしっくりきます。

Android_Autoのイメージ画像(引用)

Android_Autoのイメージ画像(引用)

意見・車載ナビのあり方。「共存」への疑問

日本はミラーリングや音声認識の利用率では遅れていますが、カーナビの技術開発では諸外国に先行しており、普及率もずば抜けて高い。車載ナビで培った技術、蓄積をベースに、ユーザーの期待にマッチしたコネクテッド機能を充実させていけば、車載ナビはスマートフォンと共存し、相互補完する道が開けるでしょう。ここが今後の日本車メーカーの取り組みの大事なポイントになってくると思います。

と話す専門家がいます。しかし私には、両者の進むべき方向性は必ずしも定まっていないように思えてなりません。
なぜかというと、カーナビにできることは、スマホ(アプリ)でもできてしまうように思えるからです。

最近のカーナビでは、自動車所有者が最も求めている「安全・安心」に関わる機能等、スマホアプリには無いような機能が搭載されている機種も多数あります。

  • 運転支援
  • セキュリティー
    • 愛車を車上荒らしから守る監視機能や、周囲の安全確認機能
    • ドライブレコーダー内蔵
    • 愛車の状態を知らせ必要に応じてディーラーでのメンテナンスの納車予約

など様々あり、一見すると「共存」どころか「対抗」しているように見えてしまうのです(「スマホに追いつかれる前に先に根付かせたい」という意図)。
これはむしろ、カーナビか?スマホアプリか?という二択が求められる、そんな時代になるのではとさえ思えてしまいます。このような状況下で「共存」はどこから生まれてくるのでしょうか。
いずれにせよ私は興味深々。今後の「両陣営」の取り組みに期待したいと思います。

そしてまずは「音声認識機能に対する不具合経験や不満は57%」の改善から取り組んで頂けるとうれしいですね。
これはほぼ「私情」になりますが、せっかくAIに適用しようとし始めた、スマホ初心者でもある70オーバーのご年配の方々の「チャレンジ精神」そして「(最先端技術を)使うことができる喜び」。・・・これらに水を差したくないですから。
日本技術力に、とにかく期待!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

筆者: Toshi Suzuki
Twitter(@hietoh, @GoodyProject)
Facebook(Toshihide Suzuki, @hygyproject)
Instagram(@hietoh, @hygy_project)

カーナビとスマホ_共存か競争か画像

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

こんにちは。このブログの管理人のToshiです。普段は海外事業として、Made in Japan の商用製品の販売業活動を行なっています。「なぜ、SNSマーケティングのブログなの?」と思う方も多いかと思いますが、逆にSNSを活用しなければこの営業活動は成り立たないと思うほどです。そう感じる反面、実はSNSは決してビジネスに直結したツールではないという実感を持っているのも事実です。 このブログでは、ソーシャルメディアの活用マニュアル要素も持ちつつSNSの本来の役割を再確認しながらどのようにビジネスに役立てていけるのかについて触れていきたいと思っています。